「子育ては夫婦で協力して楽しくやっているよ。」
という友達を見て、
「そんな神話みたいなことってあるの?!」
といつも思っていたわたし。
というのも、特に子どもが小さい間は、旦那さんに対してイライラしてばかりでした。
わたしたち夫婦の場合、そのストレスはついに離婚危機にまで発展してしまうのです。
ですが、イライラをコントロールすることで離婚危機からは脱し、子育てを協力してできるように。
ここでは、わたしの経験をふまえた、子育て中に旦那さんにイライラしてしまう理由と、離婚に至らないための解決策をお伝えします。
旦那さんへのストレスを何とかしたい、よりよい夫婦関係で子育てをしたいと思っているあなたはぜひ参考にしてみてくださいね。
子育てのストレスは旦那が原因?離婚危機までの流れ
わたしの場合、子育てはストレスが溜まるものだと言うけれど、そのストレスの原因は子どもではなく、間違いなく旦那さんでした。
ここでは、わたしの思考回路をもとに、旦那さんにイライラしてしまう理由を明らかにします。
数字の順に、離婚危機までが時系列になっているので、現在あなたが旦那さんにイライラしているとしたら、自分が今どの段階なのかを見てみてくださいね。
①旦那さんに頼りたいけれど頼れない
旦那さんが仕事で外にいる時は、家にいるのはあなたと子どもだけです。
自分で何とかするしかないため、割り切って子育てのすべてを自分でできます。
ですが、旦那さんが家にいると、子育てに関しての要求が出てきますよね。
例えば、子どもがオムツにうんちをした時、わたしの旦那さんは「うんちしたよ!」とわたしに知らせてくるような人でした。
もちろん家にわたしだけしかいなければわたしが替えますが、こんな場合は「あなたも父親なのだからオムツくらい替えてあげてよ!」と旦那さんに対しての要求になり、怒りとなるわけです。
②頼りがいがないと全部自分でやるようになる
頼りたくても頼れないような旦那さんの場合、全部自分でやるしかなくなります。
子育てでてんてこ舞いになっても、旦那さんの頼りがいがないと仕方ないのです。
小さい子どもは待ってくれませんからね。
先ほどのオムツの例で言うと、うんちのオムツは替えたくないというのがわたしの旦那さんでした。
なぜなら子どもの扱いが分からず、オムツ替えが下手だから。
実際やってもらうと、ベビーベットがうんちまみれになってしまいます。
シーツを交換するのも面倒なので、わたし自身がやった方が早いという判断になるんです。
「どうしてこんなこともできないの?」というイライラが募ってきます。
③自分の子育て力がアップする
自分でやる子育てが増えると、おのずと子育て力がアップしていきます。
母親としては子育て力がアップするのは嬉しいことかもしれません。
ですが、子育て全般ができるようになりつつも、「どうしてわたしだけがやらないといけないの?」というイライラが募ってきます。
④子どもが自分にだけ懐く
子どもは小さいながらもよく分かっているので、よく世話をしてくれる人に懐きます。
母親が子育て全般をするようになると、母親にばかり懐くようになるということ。
結果、さらに母親が子育ての中心になっていきます。
⑤旦那さんの子育て力はいつまでもアップしない
母親の子育て力がアップしていく反面、旦那さんの子育て力はいつまでたっても上がりません。
むしろ、母親と旦那さんの子育て力の差はますます広がっていくばかり。
旦那さんに対して、「あなたはまだこんなこともできないの?」と思ってしまいがちになります。
⑥旦那さんが子育てに関して自信がなくなっていく
これまでは母親側の気持ちを中心に紹介しましたが、旦那さんだって考えています。
母親の子育て力ばかり上がっていくのに自分の子育て力がなかなか上がらないことに、旦那さん自身も気付いています。
そして、子育てに関しての自信を失くしていった結果、奥さんに全て任せるようになり、より子育てに非協力的になっていきます。
⑦不甲斐ない旦那さんにガッカリする
この頃には、母親からすると、「あなた父親だよね。」という怒りの気持ちを通り越して、ガッカリという落胆の気持ちに変わってきています。
もう諦めの境地ですよね。
⑧自分だけでも子どもを育てられる気になる
落胆の気持ちに変わってしまうと、「こんな父親に大事な子どもは任せられない。」と思ってしまいます。
そして、「わたしがしっかりしないと!」とさらに母親としての気持ちが強くなり、なんだか自分だけでも子どもを育てられる気になるのです。
父親の存在意義の消滅です…。
⑨離婚危機
父親の存在意義がない上に、子育てを通してすっかりと威厳をなくしてしまった旦那さんに魅力を感じなくなっていき、夫婦存続の危機です。
離婚危機がやってきます。
子育てのイライラは旦那が原因?解決策は?
先ほどは、旦那さんにイライラしてしまう原因をご紹介しましたが、あなたはどの段階にいましたか?
わたしの場合は、子どもが生後半年から2歳くらいまでで、先ほど紹介した⑨まで達してしまいました。
でも、結局わたしは離婚しませんでした。
というのも、子どもの将来のことを考えると、やはり夫婦一緒に力を合わせて子育てする方がいいと思ったからです。
正直、わたし一人でも子育てできる自信はありました。
ですが、わたしだけの意見や考えだけを基に子どもを育てていくよりも、父親の意見や考えも反映させた方が、子どもが多様性を持てるのじゃないかと考えたのです。
そして、実際にわたしが行った解決策が、旦那さんの「子育て力アップ作戦」です。
この作戦は、簡単に言うと、先ほど紹介した旦那さんにイライラしてしまう理由の逆の行動をとればいいんです。
「旦那さんに頼りたいけれど頼れない」ではなく、旦那さんに頼る。
「頼りがいがないと全部自分でやるようになる」ではなく、頼りがいはないけれど、全部自分でしない、というように。
まとめると、ポイントは以下の3つと言えます。
とりあえず頼る
頼りがいがないから旦那さんに頼らないのではなく、旦那さんが必要なのだという姿勢を見せるのが大切です。
子どもが自分に頼ってくれるから子育てを頑張れるように、父親も頼られると頑張れるのです。
失敗しながら学んでもらう
実際に子育てをやると、失敗もたくさんありますし、母親のようにできないこともたくさんあります。
ベビーベットのシーツをうんちで汚してしまうこともあるでしょう。
でも、自分自身がそうだったように、子育ては試行錯誤でやりながら覚えていくもの。
旦那さんにも、失敗しながら学んでいってもらいましょう。
旦那さんに自信をつけてもらう
一番大事なのが、自信です。
自信がなくなると、人ってしぼんでいってしまい、どんどん卑屈になっていきます。
旦那さんに頼って、学んでもらって、父親としての自信をつけてもらいましょう。
夫としての魅力も上がり、夫婦関係も良くなりますよ。
このように、3つのポイントをいつも頭に置くようにわたし自身の意識を変えると、少しずつではありますが、旦那さんに対するイライラやストレスも少なくなっていきました。
もちろん今でも子育てをめぐる喧嘩はしますし、旦那さんにあきれることもあります。
ですが、旦那さんの子育て力が徐々にアップしてくると、子どもと旦那さんの関係性も良くなったように思うので、この方法は間違っていなかったと言えます。
まとめ
今回は、わたしの経験をふまえた、子育て中に旦那さんにイライラしてしまう理由と、離婚に至らないための解決策をお伝えしました。
旦那さんへのイライラを何とかしたいと思っているあなたはぜひ参考にしてみてくださいね。