子どもの健やかな成長や幸せを願うため、厄払いやお守りの意味があるひな人形。
この記事では気になる、
雛人形はいつ出していつ片づける?場所がないときはコンパクトな立ち雛がおすすめ!
についてまとめました!
雛人形はいつ出していつ片づける?
ひな人形を飾る時期は2月の節分あけ辺りから3月3日までの1か月ほどといわれています。
ひな祭りが終わってすぐにひな人形をしまわないと婚期が遅れるという言い伝えがあるためです。
ですが、いつからいつまでという決まりはないですし、婚期が遅れるという言い伝えはただの迷信でしょう。
少し遅くなったとしてもひな人形は湿気に弱いので、天気の良い日にしまう方が良いでしょう。
ひな人形を出していない期間は押し入れや屋根裏に収納することになります。
雛人形を出したくても場所がない!
私の持っているひな人形は7段の大きな座っている立派なひな人形です。
母方の祖母が買ってくれたのですが、とても立派なもので子供のころは、親にひな人形を出してもらい眺めているのが嬉しかったです。
ですが、私の成長とともにモノが増えて、ひな人形を出す場所の確保ができなくなりました。
私が高校生の頃には、カビないようにという理由でひな人形は箱から出すのですが、置き場がないので、タンスの上など部屋のあちこちの家具の上にひな人形が置かれていました。
ただ、出している、風通しだけをする状態になりました。
こうなると、もはや厄払いやお守りどころではありません。
場所がないときはコンパクトな立ち雛がおすすめ!
実家は戸建てだったから大きなひな人形を飾れたという方も、マンション住まいだと大きな雛人形は置き場所がなくて飾れないということもあります。
また、姉妹の場合一人ひと飾りと言われていますが、場所が取れずに一つの雛人形を兼用しないといけません。
最近のひな人形で人気があるのは「立ち雛」。
場所も取らずに飾れるというのが好まれる理由です。
立ち雛ならばコンパクトなため場所をとらないので、置き場に悩まなくて済む現代社会に合っているのですね。
また、立ち雛は箱の大きさもコンパクトなので収納もしやすいです。
座っている人形よりも立っている人形の方が、バランスがとりにくく作ることが難しいのです。
そのため、同じ大きさの座ったひな人形よりも立ち雛の方がどうしても値段は高くなってしまいます。
でもその分、立ち雛は座っている人形よりも高さがあり大きく見えるため、見栄えが良く感じませんか?
立ち雛の由来
ひな人形の原型は平安時代の流し雛や、平安貴族の「ひいな遊び」という人形を使ったままごと遊びだと言われています。
その当時、川に流していた人形は立ち姿をしていました。
立ち雛の起源は、紙で作った人形を川に流して厄払いをしていたということなのです。
立ち雛は、シンプルな中に美しさを兼ね備え、飽きがきません。
立ち雛の種類
立ち雛の種類は衣装着タイプと木目込みタイプがあります。
私がおすすめなのは、小さくて可愛らしい木目込みタイプの立ち雛がです。
木目込みの立ち雛は、型抜きをして作る溝を彫りこんだ体に、金襴や友禅などの布地をヘラで入れ込むことから、木目込みと言われます。
コロンとした丸みのある姿は上品で温かみを感じます。
また、木目込みタイプは型崩れがしにくいのも特徴の一つです。
初めは紙で作った簡素な造りでしたが、現代は材料も道具も良くなっています。
衣装も紙ではなく、豪華な刺繍入りなど華やかなものも多いです。
私の子どもは男の子なのでひな人形とは縁がないですが、将来女の子の孫ができた時には、手のひらサイズで可愛らしくいつまでも飾ってもらえる木目込みタイプの立ち雛を贈りたいと思っています。
まとめ
女の子の節句の代表的なアイテムとも言えるひな人形。
この機会にぜひ立ち雛も検討してみてほしいと思います。
リビングやダイニングのちょっとしたスペースに気軽に飾れますし、収納スペースにも困りません。
なんといっても、かわいい娘さんが大喜びすると思いますよ。