昆虫食はいつから食べるようになったの?種類や知っておきたい注意点

いなごの佃煮雑記

昆虫食が世界的に注目されていますね。タンパク質が豊富で繁殖力の強い昆虫は今後の世界的人口増による食糧不足の解決手段として期待されています。

この記事では、昆虫食はいつから食べられるようになったのか、また昆虫食の種類や注意点などについて解説します。

 

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日本では昆虫食はいつから食べている?

はるか昔、縄文時代から昆虫は食糧でした。平安時代には、日本現存最古の薬物辞典にイナゴをたべていた記述が残っています。江戸時代になるとイナゴのかば焼きを食べています。他にもゲンゴロウやタガメ、幼虫なども揚げたり茹でたりして食べています。定番は“佃煮“です。大正時代になると、食用の虫は55種にもなりました。

そして、どの時代にも登場する”イナゴ“。もはや、日本のソウルフードともいえそうです。また、今でいう「はちのこ」も江戸時代にすでに食べられていました。

日本で昆虫食の本場と言えば長野県です。山に囲まれた地域性から魚は手に入りずらいので昆虫食はみそなどの大豆製品とともに貴重なたんぱく源でした。また昆虫食は長期保存もできるので冬の常備食としても重宝していたそうです。

 

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日本で食べられている昆虫食の種類

日本で今も食べられている昆虫食はどのようなものがあるでしょう。

ハチやハチの子

ミツバチが分泌するローヤルゼリーやプロポリスが有名です。スズメバチの幼虫を食べるのは日本だけです。食べ方は甘露煮や佃煮、塩や醤油で炒めるなど。岐阜や静岡などでは炊き込みご飯にする習慣があります。

イナゴ

イナゴやバッタの佃煮が有名です。他にも、茹でてから乾燥させて味噌と混ぜたり、火であぶったものをおやつとして食べていたそうです。イナゴそのものはエビやカニなどの甲殻類に近い味です。

 

コオロギ

食料危機を救う昆虫として、近年世界中で注目を集めているのがコオロギです。コオロギは雑食なので飼育が容易で約35日で成虫になるので、他の昆虫に比べ効率よく生産できます。エビに似た味で食べやすく、形も昔から食べられてきたイナゴに似ているので抵抗感がありません。日本ではコオロギせんべいやコオロギラーメンが商品化されています。

 

 

蚕のサナギ

サナギの糸は絹や真綿になりますね。糸をとった後の蚕のサナギは佃煮にして食べられます。蚕のサナギは3つでタマゴ1つの栄養と言われるほど栄養価が高く、タンパク源になりますし、漢方薬としても使用されてきました。

他にも、カミキリムシ、セミやサクラケムシの幼虫、ヤママユなどもあります。

 

昆虫食を食べるときの注意点

昆虫には豊富に栄養がある虫がいることはわかりました。ですが虫が食べられるからと言って、家の側でみつけた虫をそのまま食べるのは危険です。衛生管理を受けていない虫は、寄生虫がいる可能性がありますし、加熱しても消えない毒を持つ虫もいます。興味のある方は、店頭で売っているものから始めてみるのが良いと思います。全国に昆虫食自動販売機も増えていますね。

また昆虫食を食べる時には、アレルギーには気を付けないといけません。健康に有害な虫もいますし、エビやカニなど、甲殻類のアレルギーやダニアレルギーを持っている人は昆虫食を食べられないので気を付けてくださいね。

 

昆虫食は美容に最適

近年昆虫食に興味を持つ若い女性が増えてきています。

昆虫食は高たんぱく・低脂肪でコレステロール値も低いので健康的なダイエットに最適な食材です。またビタミン・ミネラル・鉄分等も豊富で、必須アミノ酸も含まれています。肌コンディションの改善や貧血・冷え性の予防にも効果的と言えます。

 

まとめ

虫を食べると言えば、何かの罰ゲームのイメージがありましたが、日本でも虫料理が存在していました。私は虫が苦手なので、できるなら昆虫食がそのままの形で食卓に並ぶ日がこないように願いたいです。パスタに揚がった虫がのっていたら卒倒しそうです。

ただ粉末にして団子などに練りこまれていると、それとわからずに「おいしい!」と食べているのかもしれません。現在、コオロギ粉末が100匹練りこまれたうどんが販売されていますね。自動販売機も徐々に増えているようですし、そのうちあなたの家の近くにも虫の自販機ができるかもしれません。

このまま食糧危機が加速していけば遠くない未来に、昆虫食がふつうに店頭や食卓にならぶ日が来るのでしょう。そのときが来るとしても、“虫です!”という存在感を感じないような形になっていることを願います。