これから赤ちゃんを迎えるママとパパにとって、出産後の生活にはたくさんの不安がありますよね。
実際、出産後のママの体が本調子になるには時間がかかりますが、赤ちゃんのお世話は待ったなし。
猫の手も借りたいというのがママの本音だと思います。
日本では、男性も育児休暇を取れる制度が整っており、原則、最大1年間取得することができます。
最近では育児休暇を取得する男性が増えてきたので、取得するかどうか、また、いつから取るのがいいかと迷っているママとパパも多いのではないでしょうか?
私には3歳の息子がいます。
経験上、男性の育児休暇は「妻の出産後すぐ取る!」のがおすすめです。
その理由と育児休暇を取るうえでの注意点、さらに前提となる育児休業制度の概要についてご紹介したいと思います。
男性が育児休暇を取るのはいつから?
経験上、男性の育児休暇は「妻の出産後すぐ取る」のがおすすめです。
その理由は、
- 父親としての実感が湧く
- ママと育児・家事の大変さを共有できる
- 出生の手続きや、内祝いなどの対応ができる
です。詳しくご紹介すると、
父親としての実感が湧く
ママはお腹の中で赤ちゃんを育てながら、赤ちゃんの成長とともに母親としての実感が湧いてきますが、パパの場合は赤ちゃんが生まれてから少しずつ父親としての実感が湧いてきます。
新生児の成長はとても早いので、日々赤ちゃんの様子も変化していきます。
早いうちから赤ちゃんと過ごす時間を取って、じっくり赤ちゃんの成長に寄り添うことで、これから先の育児にも積極的に関わる意識が強くなります。
ママと育児・家事の大変さを共有できる
生まれてすぐの赤ちゃんは授乳間隔が短く、ママはまとまった睡眠時間が取れません。また、赤ちゃんのお世話には衣類の洗濯や哺乳瓶等の消毒など、やらなければならないことが多くあります。
その上で、自分たちの食事の支度や掃除・洗濯など、ママは日々育児と家事に奮闘しています。
パパは日中仕事をしているとその現実が分からないので、ママが訴えても気持ちを理解することができないかも知れません。
パパも育児と家事を実体験することで、ママの大変さを共有でき、夫婦で力を合わせて子育てを頑張ろうという気持ちになれますね。
出生の手続きや、内祝いなどの対応ができる
赤ちゃんが生まれると、出生届や出産育児一時金の申請など、やらなければならない手続きが色々ありますが、出産直後のママの体は疲れやすく、思うように動けません。
ですので、パパがこれらの手続きをやってくれるととても助かります。
また、お祝いをいただいた際のお礼や内祝いの準備なども、パパが手伝ってくれるとありがたいですね。
男性が育児休暇を取得するうえでの注意点
一方で、男性が育児休暇をとるうえではいくつか注意点もあります。
収入が減少する
育児休業給付金は給与の全額が支給されるわけではないため、月々の生活費やローン返済等の必要な金額が足りるかどうか事前にしっかり確認しておく必要があります。
マのイライラの対象にならないように注意
家事や育児を手伝ってくれるのは嬉しいですが、普段から何もやらないパパであれば、結局ママが一から手助けしなければならず、ママのイライラが募る可能性もあります。
パパはママの出産までに簡単な家事はできるようにしておきましょう。
男性の育児休暇の概要
1.受給要件
育児休業開始前の2年間に雇用保険に12ヵ月以上加入している必要があります。
2.育児休業開始日
配偶者の出産日当日から取得できます。また、取得開始日の1ヵ月前に申請すれば取得可能期間中いつでも開始できます。
3.育児休業給付金の金額
・ 育児休業開始から6ヵ月間 〜 育児休業開始前6ヵ月間の平均給与月額の67%
・ 育児休業開始から6ヵ月経過後 〜 育児休業開始前6ヵ月間の平均給与月額の50%
4.育児休業の取得期間
・ 子が1歳となった日の前日まで取得できます(ただし、子が1歳になる前に復職する場合は復職日の前日まで)。
・ 保育所に空きがない場合などは、子が1歳6ヵ月または2歳になるまで延長できます。
5.課税・保険料等
育児休業給付金には所得税や住民税は課税されません。また、育児休業を取得している間は、健康保険と厚生年金の保険料が免除されます。
まとめ
最近は私の周りでも育児休暇を取得する男性が増えてきました。
ママの体が本調子になるまでは、パパに育児と家事を手伝ってもらえるととても助かります。
ただ、注意点もあるので、パパが育児休暇を取得するかどうかは夫婦でしっかり話し合って決めることをおすすめします。
育児休暇は取得可能期間中であれば、赤ちゃんが生まれてからでも取得申請ができるので、焦らず状況を見てから決めることもできます。
夫婦で協力して大変な時期を乗り越えてくださいね。