冬に温泉につかっているカピバラ。
動物園でそんな光景を見たり、ニュースなどで見ているだけでもほっこりと温かな気分になり、とても癒されますね。
でも、カピバラだってごはんも食べるし、湯の中では眠れないだろうし、ずっと温泉につかっているわけにもいかないですよね。
カピバラって、毛が濡れているのに、お湯からあがって湯冷めしたりはしないのでしょうか?
不思議です。
結論から言うと、カピバラは温泉から上がっても湯冷めはしません。
それには理由があります!
カピバラが温泉で湯冷めしないのはなぜ?
温かそうに気持ちよさそうに目を細めながら、お湯に浸かっているカピバラ。
見ているだけで癒され、ほっこりとした気持ちになります。
でも、真冬の気温の中、お湯からでたら湯冷めしてしまうのでは?と心配になったことはないでしょうか?
飼育員さんが乾かしているのでしょうか。
もしそうなら、カピバラがお湯から上がったタイミングで、タイムリーに乾かさなければ風邪をひいたり体調を崩したりしないのかな?などと、私は心配になりました。。。
カピバラは全身毛で覆われているので、そのすべての毛が濡れてしまうとなかなか乾かないのではないかと思ったからです。
毛が濡れた状態で真冬の寒空に出れば、途端に体が冷えてしまうのではないかとも思いました。
でも、カピバラの体毛はとても乾きやすいのだそうです。
また、皮膚はもともと水をはじきやすくて、汗腺もないので汗をかかないようです。
カピバラの毛はたわしのように硬くて太いので、長い時間温泉に浸かってずぶ濡れになって温泉から上がっても、ブルブルっと体を震わせたら水気がとれるのです。
だから、急激な体温変化はしないようです。
以前動物園のふれあいタイムにカピバラに触れたことがありましたが、想像以上に毛が固かったです。
私は犬を飼っているので動物の毛は柔らかいものという思い込みもありました。
そのため、想像以上に固い毛にものすごく驚いたのを覚えています。
でも、あの固さは水の中で過ごすことに適していたのですね。
私たち人間は体毛がないので、どんなにお風呂で温まっても、しっかり体や髪の毛を拭いて乾かさないと、体の表面から水分が蒸発して湯冷めしますよね。
温泉に浸かっても湯冷めしないカピバラを少しうらやましいと思ってしまいます(´;ω;`)
カピバラは温泉が大好き
寒い冬の時期、カピバラも温かいのは大好きです。
私にとってカピバラは、年中あまり動かずにボーっとしている印象がありますが、実は水遊びが大好きです。
潜水も5分程度することもできますし、指の間にはヒレもついているので泳ぎは得意です。
カピバラにとって、水はとても身近なものなんですね。
そして、もともとアマゾンの暑いエリアに生息していたカピバラなので、夏より冬が苦手です。
日本の冬の寒さはカピバラにとって辛いものなのでしょう。
カピバラの好む湯の温度は40~42℃で、一番のお好みは40℃だそうです。
ボーっと穏やかそうなカピバラですが、意外に敏感でお湯の温度が気に入らないと寒くてもお湯に入らないようですね。
でも、お湯の温度が適温だった場合、気に入ると2時間以上入っているほどの長風呂のカピバラ。
温かなお湯に浸かっているのは、私たちにとってもカピバラにとっても幸せな、癒しの時間なのかもしれませんね。
まとめ
温かそうに湧き上がる温泉の湯気。
その温泉に気持ちよさそうに浸かるカピバラ。
もうそれは、癒しでしかないです。
ただ、湯冷めしないの?という心配な気持ちの方が徐々に勝ってしまっていました。
そうなるともう、癒しだったのがヒヤヒヤでしかありません。
でも、カピバラは湯冷めしないということを知ったので、今後温泉に浸かるカピバラを見ても、穏やかに癒しの気持ちのみで眺めていられます。
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