- 手洗いマークは洗濯機で洗ってはいけない?
- 手洗いマークの衣類の種類は?
- 手洗いマークの洗い方は?
- 手洗いマークに使える洗剤は?
- 手洗いマークの脱水方法は?
この記事では、以上のような疑問について解説していきます。
手洗いマークは洗濯機で洗っても大丈夫?
結論からいうと、手洗いマークが付いている衣類は洗濯機の「手洗いコース」で洗濯できます。
そもそも手洗いマークってどういう意味なのか?
実は、2016年から手洗いマークは変わりました。
以前はこんなマークでしたね。
「洗濯液は30度が限度で、弱い手洗いができる。洗濯機は使用できない。」
つまり、従来は手洗いマークならば洗濯機で洗うことはできないということでした。
新しい洗濯マークではこのようになりました。
「洗濯液は40度を限度とし、手洗いによる洗濯ができる。」
最近の洗濯機は性能が良くなり「手洗いコース」も付いています。
洗濯機でも、以前は無理だった手洗い同様の洗い方ができるようになったのですね。
手洗いマークが付いている衣類
手洗いマークがついているものは、ウールやシルクなどデリケートな素材の物で、普通の洗濯機で洗うと縮んだり、型崩れしたりして着られなくなります。
具体的には、ニットおよびセーター、薄手のものやワンピース、レースなどが該当します。
手洗いマークの洗い方
衣類は洗濯禁止のマークがなければ、自宅で洗えるわけです。
でも手洗いマークがついている場合は慎重に洗う必要があります。
洗濯機の「手洗いコース」で洗う
最近の洗濯機はたいてい手洗いコースが付いていますね。
このコースを使って手洗い同様の洗濯をすることができるようになりました。
やり方は洗濯機の説明書に従いましょう。
- 洗濯物をネットに入れてから、洗濯機に入れます。
- 洗濯機の手洗いコース(ドライとなっているものもあります)を選びます。
- 規定量の洗濯洗剤を入れてスイッチを入れます。
- 脱水までできたら、取り出して、洗濯マーク通りの干し方をすればOKです。
手洗いコースは通常コースに比べ、洗濯槽の動きを少なくし、水流を弱め、脱水の際も衣類が絡まないように調整されています。
ウールを洗濯機で洗うは心配という方もいるでしょう。
どちらかというと私もその一人でした。
でも私が住んでいたイギリスではほとんどの家庭で全ての衣類を洗濯機で洗っています。
洗い方さえ間違えなければ問題はないのですね。
手洗いで洗う
手洗いするなら次のような方法で洗いましょう。
- 洗面器やたらいに温水をためて規定量の中性洗剤を入れて溶かします。
- 衣類をつけ置きしてから、手で押し洗いか左右にゆすり洗いをします。
- 軽く脱水するか、タオルにくるむなどして水気を切ります。
- 洗面器に温水を入れて泡が出なくなるまで1~2回すすぎます。
- 軽く脱水して、洗濯マークに従って吊り干しあるいは平干しすれば完了です。
洗剤はウールおしゃれ着専用の中性洗剤が適しています。
特に大事なものなら、脱水も洗濯機ではなく、軽く手絞りして自然乾燥するのがおすすめです。
手洗いマークで洗濯機を使わないほうがいいもの
とてもデリケートな衣類、特に大事にしているものなら、洗濯機に任せずに手洗いするほうがいいでしょう。
私の友人は旦那さんのお気に入りのネクタイを洗濯機に入れて洗ってしまい、台無しにしてしまいました。
ネクタイのようなものはあくまでも優しい手洗いが必要なのですね。
また色が鮮やかなものは色落ちする可能性があるので、ほかのものと一緒に洗わないほうがいいのは皆さんご承知でしょう。
以前私も鮮やかな赤いマフラーと白いセーターを一緒に洗い、みんなピンク色になってしまったことがありました。
一つずつ手洗いする場合はそのような心配はないわけです。
十分に気を付けましょうね。
特に大事にしている衣類や洗濯マークが確認できない衣類は、無理をしないで専門のクリーニング屋さんにお願いする方が安全です!
まとめ
洗濯マークに手洗いとなっている衣類はウールやシルクなどデリケートな繊維でできているので、基本的には専用の洗剤を使い温水で手洗いをしましょう。
あくまでもそっと押し洗いやゆすり洗いをし、ゆすぎも丁寧に脱水は短時間にします。
干し方は洗濯マークに従って陰干し平干しなどで乾かします。
洗濯機の手洗いコースがあれば、衣類をネットに入れ、専用洗剤で洗いましょう。
ただしとても大事にしている衣類ならできるだけ手洗いのほうが安全です。
もし洗濯表示が確認できない場合や迷う場合は専門のクリーニング屋さんにお任せるのがベストです。
衣類は上手にお洗濯していつも清潔なものを身に着けていたいものですね。