無人島でのキャンプがひそかなブームになっています。
ソーシャルディスタンスの確保が求められる中、人々の旅行先選びにも変化が出ているようです。
- 無人島でキャンプの許可はどうやってとる?
- 無人島で手軽にキャンプを楽しむ方法は?
- 無人島キャンプに持っていくべきものは?
この記事ではこのような疑問について調べてみました。
無人島でキャンプは許可を取らないと違法?
日本には、大小合わせ6500もの無人島があります。
TV番組などの影響で、無人島でキャンプをしてみたい!と思っている方も多いのではないでしょうか?
行ってみたい無人島を見つけても勝手に上陸してキャンプしてはいけません。最悪「不法侵入罪」とみなされ多額の罰金を支払うことにもなりかねません。
無人島でキャンプをするには必ず所有者の許可が必要です。所有者がわからないときは、その島が属する都道府県、市町村の法務局で登記状況を確認しましょう。
無人島でキャンプ許可の取り方
誰か個人の所有地だった場合
その所有者に直接交渉してキャンプをする許可をもらう必要があります。島での事故等の責任は所有者が問われますので知り合いでもない限り許可を得るのは難しいかもしれません。
近隣の漁協が管理しているものだった場合
漁協に問い合わせて許可を得ます。キャンプできる無人島なら、船渡しなどのサービスが受けられるかもしれません。
国が管理している国有地の場合
その無人島のある地区を管理している市町村の窓口で「上陸許可証」を申請し、条件などに同意する旨を記載して提出します。
無人島でキャンプ初心者はツアーを利用する
最近はアウトドアブームの影響で、無人島キャンプツアーも多数企画されています。トイレやシャワーなどの設備が整えられて、キャンプ用品も現地で貸し出してくれますので、それこそ「手ぶらで」無人島キャンプを満喫することも可能です。
自分で所有者に許可を取って、上陸の船の手配をしてとなると結構大変です。また無人島で何かあった場合は自己責任になってしまいます。アウトドア初心者の方はまずはこういったツアーを利用するのもおすすめです。
無人島でキャンプツアーの料金は?
株式会社ジョブライブが運営する「無人島プロジェクト」では、和歌山県有田市にある無人島「地ノ島」で「非日常の体験」を満喫できるツアーを企画。目的に応じていろいろなプランが用意されています。
- 日帰りBBQプラン
- キャンププラン
- サバイバルプラン(エリア貸切)
- プライベートエリアプラン(エリア貸切)
- イベント主催プラン(エリア貸切)
キャンププランでは、施設利用料&サービス料500円/人~利用できます。またプライベートエリアプランでは、19800円/人~エリア貸し切りも可能。広大なビーチに広がるエメラルドグリーンの海を独り占めできるのは魅力的ですね。
無人島でキャンプの持っていくべきもの
アクアシューズ(マリンシューズ)
岩場は滑りやすく、浅瀬には貝類や尖った石など踏んだらけがをする生き物もいます。スリップを防ぎ、アッパー部分が足の甲までをカバーしてくれるアクアシューズは水際のアクティビティで必須です。
蚊対策
無人島では、蚊の対策は必須となります。何も対策をしないと朝起きたら体中さされて大変なことになりかねません。蚊取り線香や虫よけスプレー、蚊帳は必ず持っていきましょう。
ランタン
当然ですが無人島では灯りがありません。真っ暗な中、手探りで火をおこすなんてことにならないようにランタンは必ず持っていきましょう。LEDランタンなら光量も多く軽量で持ち運びに便利です。
ナイフ
無人島のキャンプでは、魚をさばく、枝を切り落とす、ロープを切るなどとにかくナイフの使用頻度は高いです。厚さ3mm以上の頑丈なものを用意しましょう。
火起こし道具
摩擦で火を起こすのは大変です。サバイバル初心者の方であれば、ライターやチャッカマンなどすぐに火を起こせる道具を忘れずに。
水
水道のない無人島では真水は貴重品になります。飲料水は一人当たり一日2Lを目安に用意しましょう。
救急セット
慣れない場所や作業で思わぬケガをすることも想定して必要最低限の応急処置はできるようにしておきましょう。
ゴミ袋
当然のマナーとして、無人島で出たごみは必ず持ち帰りましょう。
布製ガムテープ
紐代わりにしたり、雨の日には着火剤の代わりになるなど用途は多いです。布製がポイント。
【番外編】無人島の値段は?
広い海に浮かぶ無人島が自分のものになる!夢がありますよね。では、無人島はどうやって買ったらいいのでしょうか?また値段はどのくらい?
実は、日本には無人島を取り扱う専門の不動産会社があります。ウェブサイトでは日本国内はもちろん、海外の物件も多数扱っています。
値段に関しては、正直ピンキリです。数百万で買えるものから数億のものまでさまざまです。本気で無人島購入を考えている方はこまめにサイトをチェックしてみましょう!
まとめ
- 無人島でキャンプをするには必ず所有者の許可が必要です。許可を取らず勝手に上陸した場合、不法侵入罪に該当する場合があります。
- 無人島でキャンプの許可をとる方法は①所有者と直接交渉する②漁協に問い合わせる③管理している市町村の窓口で「上陸許可証」を申請するなどがあります。
- サバイバル初心者は便利な無人島キャンプツアーを利用しましょう。