ラブラドールレトリバーは盲導犬にもなる頭の良い飼いやすい犬種です。仔犬を迎えた時、一緒に散歩をすることも楽しみの一つではないでしょうか?散歩は健康維持になりますし、社会性を身に着ける手段でもあります。また、散歩をすることでストレス発散になるため、犬にとって散歩は必要です。
この記事ではラブラドールレトリバー子犬の散歩を始めるときに知っておきたい次のポイント4つを解説します。
- 散歩はいつから
- 散歩の準備
- 散歩の時間と距離
- 散歩の時間帯
ラブラドールレトリバー子犬の散歩はいつから
ラブラドールレトリバーの子犬の散歩はいつから始めればよいのでしょうか。
子犬は生後3か月目くらいに散歩デビューしておいたほうがよいと言われます。これは4か月目を過ぎると初めて経験することに対して恐怖心が強くなる傾向にあるからです。
ただし生後3か月頃までの子犬はいろいろな感染症にかかるリスクがあります。感染症にかかるリスクを予防するため、ワクチン接種が必要になります。子犬を迎えたらまず動物病院で診察してもらいワクチン接種のスケジュールを相談しましょう。
ワクチン接種後は免疫力が低下するので、シャンプーや激しい運動は2~3日控えましょう。
ワクチン接種後、子犬の免疫が安定するまでに2週間ほどかかります。ワクチンが安定するまで約2週間は直接地面を歩かせるのではなく、抱っこして散歩しましょう。この場合も必ず首輪やハーネスを付けます。直接地面を歩かせる散歩はワクチン接種が終わって2週間後から徐々に慣らしていきます。
ラブラドールレトリバー子犬の散歩の準備
まず散歩に必要最低限のグッズをそろえましょう。
・首輪
リードをつなぐための装着具。首に巻いて使う。首に負担がかからないように子犬のサイズにあったものを選ぶ。
・ハーネス
リードをつなぐための装着具。胴体に装着して使う。首輪に比べ気管を圧迫することが無い。
・リード
散歩やしつけの際、行動範囲を制限するための引き綱。
・トイレグッズ
子犬が散歩中に出した排泄物を処理するための袋など。
突然リードをつけて散歩に行くと初めてのことだらけて戸惑ってしまいますので、室内で練習をすることをお勧めします。まずは、リードを見せて、リードで撫でてという風に徐々に行います。リードの存在になれたら、リードをつけてみます。
ペースは犬によりますが、私の飼っている愛犬はリードを全く気にする子ではなかったのでつけても気にする素振りも見せなかったです。つけていることも気づいていないようなほどでした。
前に飼っていた愛犬はつけることは嫌がらなかったですが、ずっとつけていると気になるようでハーネスだったため胸のところを噛んでいました。同じ犬種だったのですが、性格が違うので反応も違いますね。
また、家の中の生活音に慣れさせるのもしつけの一つですが、外の世界にも徐々に慣れておくと良いですよ。抱っこしたまま、車の音や電車の音、他の犬や猫の鳴き声など外にある生活音や刺激にも慣らしておくと良いですよ。
ラブラドールレトリバー子犬の散歩の時間と距離
犬種によりますが、ラブラドールは大型犬ですしもとは狩猟犬なので活発な犬種でもあり、成犬になると散歩量も長めになります。1回に30~60分、1日に2~3回は必要です。活発で、運動が好きな子では散歩量が少ないとストレスがたまってしまいます。ゆっくりでかまいません。たくさん歩かせてあげたいです。
ただ、仔犬の時は体も小さいのであまり長距離の過度な運動では疲れてしまいますし、成犬になった時に関節不調の原因にもなります。そのため愛犬の成長に合わせて徐々に散歩量を増やしていきましょう。まずは、1回15分程度を日に1~2回位から始めます。ただし、必要なワクチン接種を終了する生後4か月のころからになります。成長段階での散歩時間の目安は、疲れすぎていないかなどの犬の様子をよく見て決めていきます。
散歩に満足しているときは、おとなしく足元に寄り添って歩いています。でもまだまだ足らない!という時は、落ち着きがなかったり、家に入ろうとしなかったりします。その様子と、その日歩いた距離で散歩量を調節していきましょう。ただし、リードを引っ張って歩きたがるのは、仔犬のころからきちんとしつけが必要になります。
ラブラドールレトリバー子犬の散歩の時間帯
春や秋は気温も穏やかでどの時間帯でも散歩はしやすいです。太陽の光を浴びながら、のんびり花壇などの花を見ながら散歩をしているのは楽しいですね。
ただし、ラブラドールは暑さに弱いので特に夏の散歩時間は注意が必要です。できれば、気温が上がる前の早朝や夕方遅めが理想です。日中散歩する場合は蔭の多いコースを選ぶようにしましょう。また携帯用の水のみを準備してこまめに水分補給してあげましょう。
夏の暑い気温は地面からの照り返しの熱も相当です。肉球をやけどしないように、アスファルトに触れてみて温度をたしかめると良いですよ。肉球を保護するための子犬用の靴を準備するのもおすすめです。
逆に冬は、早朝などは冷たすぎて肉球の凍傷リスクがありますので、できるだけ日中の暖かい時間が理想です。
日の出前や日没後の散歩は安全のため自動車や自転車から見えるように携帯用のライトを用意しましょう。首輪に取り付け可能なドッグライトもおすすめです。
まとめ
早く一緒に散歩に行きたいですが、この先毎日散歩をしていきますので、じっと我慢です。そして、散歩が楽しい!と愛犬に思ってもらえるように、その間にできるしつけや準備をしっかりとしてあげて欲しいと思います。ワクチンを打ったら、たくさん一緒に散歩に出かけて素敵な思い出をたくさん作ってくださいね。