2050年問題はどうなる?来るべき時代に備えてできること

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都市と地球 雑記

30年後、2050年の日本の未来はどうなっているでしょうか?

車や電車はすべて自動運転、一家に一台お手伝いロボットがいたり、今よりももっと便利で幸せな未来が待っているのでしょうか?

もちろん、科学や技術の進歩により、さらに便利で快適な未来になっていることでしょう。

しかし、そんな夢のある未来とは逆に、「2050年問題」というものが話題になっています。

人口減少や高齢化社会にむけて、何の対策も取らなければ訪れるであろう最悪の事態。

まずは、どんな未来が待っているのか、それに向けてどんな変化が求められているのかを知ること。そして、自分にできることを考えてみることから始めてみましょう。

 

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人口減少と超高齢化社会、2050年の日本で起こることとは?

働く世代の税負担増

内閣府が算出した「最悪のシナリオ」では、「2050年日本の全人口は現在の1億2600万人から4000万人減り、8000万人台に突入する。しかも、全人口の4割が65歳以上高齢者で現役世代は4000万人あまりとなる。」と言われています。

人口減少そのものも問題ですが、働ける人の割合が減ることが問題です。働いていないと税金も社会保障も負担できません。年金をはじめ、現在のような手厚い医療保険、介護保険などの社会保障制度を2050年まで維持しようとすると、現役世代は収入の9割を税金として納めなければならなくなる、と言われています。

 

空き家の増加

すでに社会問題化していますが、大都市の不動産価格が高騰しているのと対照的に、地方都市では空き家が激増しています。築年数が経ってしまった住宅は売りたくても売れず、取り壊そうにも費用がかかるため、持ち主はどうすることもできず、廃墟と化した住宅が数多く存在しています。2050年には、さらなる人口減少により戸建て住宅だけでなく、マンションなどの賃貸住宅も住む人がいなくなり、空き家だらけになると予測されています。

 

街のスラム化

人口減少にともない、過疎化がすすみ、さらに高齢化が進むことで税収が急減します。税収が減ることで、自治体が機能不全に陥り、インフラが維持できなくなって、街がスラム化する恐れがあります。

ゴミが回収できず放置されたままになったり、電線や道路も老朽化したまま、119をダイヤルしても救急車は一向に現れない・・・など、行政が機能しないということは、こういう状態になることなのです。

 

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2050年に向けて必要な変化とは?

コンパクトシティ化

老朽化した水道管や電線、橋脚、道路など、インフラの維持が難しくなってくると予測されます。今後進んでいくのはコンパクトシティ化。人々がある程度集約して暮らし、街の規模を小さくすることで行政サービスもインフラも効率化を図っていきます。

コンパクトシティ化が進むことで個人の車所有は少なくなり、カーシェアやレンタルが主流になっていくと予測されています。

 

リカレント教育

医療技術の進化によって疾病予防や予測を中心とした先制医療が進み、発病してからは再生医療や高度医療により健康寿命が延伸していくと考えられます。それにより、いつまでも元気で働き続けることができるようになります。

AIやロボットの台頭で多くの職業に人間が関わらなくなり、仕事を失う人たちも出でくるでしょう。しかし、コンピューターにはできない専門性が高く、クリエイティブな仕事がなくなることはありません。そういった仕事をするためには学び続けることも必要になってきます。学問を学び直しつつ、働き続けるリカレント教育が盛んになっていきます。高齢になっても学び続け、活躍できる時代が来るのです。

 

資産形成

長くなる寿命に呼応して、資産形成、ファイナンシャルプランの設計が今以上に重要になります。今の年金制度をこのまま維持し続けることは難しくなるので、年金が受け取れる年齢がさらに先延ばしになる可能性は高くなります。最悪、生きているうちに受け取れないかもしれません。健康で、長生きするための資産形成。今からしっかりと備えていくことが重要です。

 

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まとめ

すでに、現在先行きが不透明で、数年後どうなっているかもわかりません。コロナの世界的な大流行や、今のマスク生活など数年前には予想だにしなかったことです。これからも、何が起こるかはわかりません。

しかし、社会がどんな状況になろうとも、自分の未来を創るのは、自分自身です。「知っている」「知らない」で大きく格差ができてしまうかもしれません。情報の溢れる世の中ですが、必要な情報を上手に取り入れ、自分で考え、行動し続けていくことが求められる時代なのだと思います。来るべき時に備えて、今自分にできることを行動していきましょう。

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