ラフティングとは川の上流から複数人が乗ったボートで下るアクティビティです。
激流を下る迫力はスリル満点で、観光において人気の体験となっています。
ラフティングは国内や海外で広く行われており、観光会社はツアーに取り入れている事もあります。
そのツアーに参加する状況において気になるのが服装。
ツアー会社側で専用の服を用意してくれる場合もありますが、参加者が自前で用意しなければならない事もあります。
この記事では、ラフティングに欠かせない服装について、特に女性が注意したいことを中心にご紹介していきます。
適切な用意を行った上でその非日常的な迫力体験を存分に味わいましょう。
ラフティングの服装は濡れる前提
ラフティングはボートで急流の川を下るアクティビティなので、その途中では水飛沫が上がります。その飛沫で濡れてしまうことが前提なので、濡れても問題のない服装を選択します。
ラフティングの服装は水着が基本
まずラフティングにおいて基本となるのが水着です。川を下る途中ではボートから降りて水に入ることもあり、その際には水に浸かって泳ぐことを前提とした水着が必要です。
水に入る行程が無い場合でも、通常の下着では水を含むと体が冷えやすくなってしまいます。
また、女性の場合はブラがズレてしまうおそれもあるのでおすすめしません。水着はウェットスーツを着る場合を想定して、ヒラヒラのないタイプを選択しておきましょう。
ラフティングは通常水着の上からウェットスーツを着用しますが、体のラインがくっきり見えてしまうのが気になる方はウェットスーツの上からさらにTシャツと短パンを着用することをおすすめします。
夏の暑い季節はウェットスーツを着用しないことも多いのですが、女性はビキニタイプの水着だとラフティング中に脱げては大変なので、必ず水着の上からTシャツと短パンを着用します。
男性は水着が紐や強めのゴムで固定できるズボンタイプの場合、短パンは必ずしも必要ではありません。
Tシャツはナイロンやポリエステルなど速乾性に優れた素材のものを選びましょう。
ラフティングの服装は季節に合わせてチョイス
ラフティングは夏のみに行うわけではなく、春夏秋冬あらゆる季節で行われますので、それぞれの季節に合わせた上着の選択を行うことになります。
どうせ水に濡れるのだから同じと思えますが、より最適であるほう快適度の面ではベターです。
春
春は雪解け水の影響で水温が冷たくなっているので、水着の上からウェットスーツを着ます。これは必須とされています。ウェットスーツは水を体との間に保持することができる水中用スーツなので比較的体が冷えません。
この場合「ウェットスーツを着るのだから水着は不要」ということにはならないので注意が必要です。水着は持っていきましょう。
夏
夏においては日差しがキツいので日焼けしやすくなります。川の上流から下るラフティングは主に山の上からの出発となるので特に皮膚が強い紫外線に晒されます。
そんな紫外線から肌を守るためには長袖のラッシュガードを着ることが効果的です。長袖で腕の大部分を紫外線からガードできます。また、ラッシュガードには周辺の小枝や岩から肌を守る効果もあります。
腕以外の部分は防水対応の日焼け止めクリームを塗ります。
秋
秋は水温が上がるので水着の上にTシャツと短パンでOKです。
冬
冬は中が濡れないドライスーツを借りて着ることになります。
ラフティングの服装その他注意点
- 全季節において頭の安全を守るために着用するヘルメットは、ズレないようになるべくフィットするサイズを選びます。そして着用する際には髪がライフジャケットに絡みつかないようにゴムでとめておきます。
- 靴は踵があるサンダルや脱げないシューズを用意しておきます。ビーチサンダルでは脱げるおそれがあります。(スニーカーなどの場合は換えの靴も用意しておくと無難です)
- ラフティング後はシャワーを浴びるので、着替えとタオルは必須です。また女性の方は保湿ケアグッズやメイク道具も持参しておきましょう。
- 女性は生理中の方でも参加は可能です。ただし、通常の生理用ナプキンは水を含んで重くなるのでタンポンや月経カップを使うことをおすすめします。
なお、観光ツアーではウェットスーツなどの装備品がオプションになっていることがあるので、安全のためにもよく確認しておき、不足している装備は自前で用意しましょう。
まとめ
服装においてはファッション要素を出すことが難しくはありまずが、Tシャツや短パンが着られる場合はデザインをチョイスできます。
シャツは濡れる事でデザインの魅力が半減しないようにスケないタイプを選ぶことが有効となるでしょう。
ラフティングはしっかりと装備を整えれば、あとはガイドさんの指示を守りながら楽しむだけです!激流を下るスリルと興奮はかけがいのない非日常的体験となることでしょう。