コーヒーかすは、消臭剤として使うと備長炭よりも効果を発揮します。しかも、コーヒーを入れたあとの捨てるはずだったものが、消臭剤になるなんてお得ですよね。
この記事では、コーヒーかすの消臭期間や消臭剤の作り方、その他の以外な活用法などについて解説します。
コーヒーかすの消臭期間
コーヒーかすの消臭効果は2~3日続きます。2~3日を目安に新たに飲んでできたコーヒーかすと交換することでずっと消臭効果を持続できます。ただ、2~3日経つ前でも、カビが生えてくるようならすぐに破棄して交換が必要です。
毎日コーヒーかすはできるので、曜日を決めて交換していくとわかりやすいですね。月・水・金はトイレ用を、その他は靴箱用やゴミ箱用と工夫次第で無理なく定期的に交換もできます。
コーヒーかすが消臭剤になる理由
コーヒー豆の表面には小さな孔がたくさんあいており、家庭用の消臭剤に使われている活性炭と似た構造があります。またコーヒーかすは酸性なので臭いの元であるアルカリ性のアンモニアを中和し、吸収する効果があります。
特に抽出したばかりの湿ったコーヒーかすは水分によりアンモニアを溶解するのでさらに消臭効果が期待できます。その効果は活性炭のなんと5倍!
コーヒーかす消臭剤の作り方
コーヒーかすの消臭剤は、湿ったまま使う場合と乾燥して使う場合の二つがあります。湿ったままの場合は、出来たてのコーヒーかすをそのままお皿などに入れたら完成です。
乾いたコーヒーかすの作り方は、日の当たる風通しのよい場所に新聞紙などを敷いてコーヒーかすを置き乾燥させます。でもこれでは時間がかかるのと強風の時は屋外では作れません。そんな時は、電子レンジが便利です。深めのお皿にコーヒーかすを入れてフタやラップをせずに、2分チンします。レンジから出したすぐはまだ湿っていますが、そのまま放置することで蒸発して乾燥していきます。
2分以上チンすると、破裂してコーヒーかすがレンジの中に飛び散って、悲惨な状態になってしまうので注意が必要です。
コーヒーかすの消臭剤を置くおすすめの場所
湿ったコーヒーかすを置くときのおすすめは、トイレや灰皿です。小皿にコーヒーかすを入れておくだけでOKです。灰皿にも湿ったままのコーヒーかすを入れておくと効果があります。ただ、カビに気を付けて、1~2日毎に交換してください。
靴箱やクローゼット、冷蔵庫、車内などの密閉される場所では、乾燥させたコーヒーかすを使います。こういう密閉されるところで、湿ったコーヒーかすの消臭剤を使うと、カビが発生しやすいため良くないのです。乾燥させたものだと、その心配がなく使えます。
穴をあけたプラスチックの容器などに入れて置きましょう。お茶パックに入れるのもおすすめです。初めから袋になっているので便利ですよ。効果が切れたら中身だけ捨ててお茶パックは再利用できます。
コーヒーかすで消臭 ~応用編~
・コーヒーかすをレンジでチンして作った時に、庫内の水滴をふき取れば電子レンジの脱臭と掃除が一気にできます。
・魚焼きグリルは洗った後、湿ったコーヒーかすをグリルに振りかけて2~3分加熱しましょう。
・匂いの取れないタッパーや瓶に乾燥コーヒーかすを入れておくと匂いが消えます。
・ゴミ箱には乾燥したコーヒーかすを大さじ3ほどふりかけておくと良いですよ。
・臭いが特に気になる靴は、お茶パックに入れた乾燥したコーヒーかすを靴の中に一つずつ入れておくのもおすすめ。
私もしていますが、本当に臭いがとれていますよ。全部の靴に入れるのは大変なので、1日中靴を履いていた時などを選んで入れるようにしています。
・乾燥させたコーヒーかすを掃除機で吸うと、フィルターの匂いを抑えられます。
コーヒーかすの以外な利用法
防虫
乾燥したコーヒーかすをお皿などに移して火をつけて置いておくと蚊よけとして使えます。ただし屋内では、臭いが充満するのであまりおすすめできません。キャンプにいったときなど屋外で活用しましょう。
肥料
コーヒーかすは植物の育成を阻害する成分が含まれているので、除草剤としても有効ですが、腐葉土などにコーヒーかすを混ぜて1か月ほど熟成させることで微生物の住処となり通気性も改善されて肥料として使えます。
まとめ
毎日飲みたいから飲んでいるコーヒーから、どこにでも置ける消臭剤ができるなんて、お得感ばっちりですね。レンジでチンするだけで手間なく作れますし、ぜひ一度お試ししてみてください♪