沖縄県の各地で綱引きのお祭りが開催されますが、那覇大綱挽は、世界一のわら綱としてギネスブックにも掲載されています。
1450年頃から行われていた大綱挽は戦時中に途絶えてしまいましたが、1971年に復活して40回以上開催されています。
那覇大綱挽の基本情報
開催日時:毎年10月の体育の日を含む、土、日、月
開催会場:国道58号線久茂地(くもじ)交差点
同時開催:市民フェスティバル
開催会場:奥武山(おうのやま)公園
開催イベント:
1日目:市民演芸・民族伝統芸能パレード
2日目:旗頭(はたがしら)行列・綱引き
※3日間開催されるのは、奥武山公園の出店、ステージ、花火です。
1日目は国際通りが通行規制となり、2日目は国際通りと58号線の通行規制があります。
会場近くにうっかり車を止めてしまうと出せなくなってしまうこともありますので、ご注意ください。
久茂地も奥武山公園もモノレール駅からすぐなので、モノレールを利用することをお勧めします。
那覇大綱挽は独特だった!
綱引きそのものの会場は国道58号線です。
道路の中央分離帯に大人の背丈ほどもある大きな綱を設置し、通行止めにして綱引きをするのです。
地域のシンボルである、旗頭の演舞をしながら、国際通りを練り歩き、久茂地交差点へ終結します。
地域によって東西に分かれ、綱引きの勝敗を競います。
綱引きの綱は100mずつ二本に分かれているのが特徴的です。先頭が輪っかになっているので、綱を重ねて輪に棒を通すことで綱をつなげます。大きくて重いので、この作業も大変です。
綱引きスタートの合図は、伝統的な衣装に身を包んだ那覇市長です。
大きな綱から四方八方に伸びた手綱は、その場にいる人なら誰でも挽いていいのです。
申し込みや受付などもいりませんが、会場にいるのは、基地関係かと思われる、ぴちぴちのTシャツを着たマッチョな外国の方や外国からの観光客なので、小さな子供やお祭り気分の女性は挟まれたり、引きずられたりしますので、混雑する前に写真を撮る程度にしておきましょう。
綱引きが終わると手綱を切り取って配ってくれます。
これは縁起物として玄関に飾ります。
中にはこの綱でお正月飾りを作る人もいます。
刃物を持参することは禁止されています。
切り取って配ってくれるのを待ちましょう。
那覇大綱挽の楽しみ方
3日間をまとめて、那覇大綱挽と呼んでいますので、久茂地も奥武山公園の両方を楽しむことをお勧めします。
1日目:
国際通りのパレードはアニメのキャラクターなどが参加することもあります。
また市民サークルなどによるエイサー、ブラスバンド、ダンス、空手などの演舞を見ることが出来ます。
国際通りには出店はありませんので、飲み物を持参し、食事は近隣の飲食店を利用してください。
2日目:
早めに久茂地交差点に到着して、混雑する前に写真を撮っておきます。
綱挽そのものは16:00頃です。
綱挽が終わった後に奥武山公園へ移動して、音楽ライブなどを楽しむ人が多いです。
小さな子供がいる場合は3日間のいつでもいいので、お昼過ぎに来場すると混雑を避けられます。
奥武山公園は広いので、ベビーカーが便利です。
那覇大綱挽の注意点
久茂地交差点周辺は出店がほとんどありません。
トイレもないので、お店のものを借りることになります。
10月でも沖縄はまだまだ暑い時期なので、熱中症対策は十分に行ってください。
とても混雑しますので、ベビーカー、日傘、ヒールのある靴、サンダルなど露出の多い靴はNGです。
迷子もたくさん出ますので、小さなお子さんは肩車を基本とするのがベストです。