災害大国日本。
近年、大雨や大雪、地震などで各地の甚大な被害報道を目にすることも珍しくありません。
被災への備えはもはや他人事ではないと感じている方も多いでしょう。
この記事では、防災グッズの中で特に女性や乳幼児に必要なものは何かについて調べました。
防災グッズで本当に必要なもの ~女性
女性ならではの衛生面、身だしなみに関するもののほか被災中のストレス対策も重要といえます。
生理用品
数日避難所での生活も考慮して1回分(4日~7日)は用意しておきましょう。普通用と夜用それぞれで分けて用意しておきます。またサニタリー用の袋も合わせて用意しておきましょう。避難所ではトイレにサニタリーボックスを用意してあるとは限りません。
下着を毎日変えられないことを考慮して二枚重ねの下着ライナーなどを付けることで下着もデリケートゾーンも清潔に保つことができます。また水回りの環境が良くない避難所では携帯ビデは一つ持っておくと便利です。
洗顔シート・ボディーシート・ドライシャンプー
被災時において水は最重要となります。洗顔には水を使わなくて済む洗顔シートを使用しましょう。メイク落としのシートも合わせて用意しておくと便利。
ボディーシートはかさばらず処分も簡単ですが、長期間経過していた場合、使えなくなっている事もありますのでスプレータイプがおすすめです。
ドライシャンプー水やお湯を使わずに香りで頭皮のニオイを抑えたり、髪を清潔に保ったりすることができる便利アイテム。髪の匂いも軽減されてリフレッシュにも繋がります。
簡易メイクセット
避難中ずっとすっぴんで過ごすのがストレスと感じる方も。手鏡と眉毛、肌のベース程度は用意しておくとよいでしょう。
カップ付きキャミソール
胸を締め付けずリラックスできます。避難所でのストレスを少しでも少なくするのに役立ちます。
笛
避難所では女性を狙った犯罪も少なくありません。自分の存在を知らせるためにも役立つので護身用に携帯しておくのがおすすめです。
アロマ
使い慣れたアロマの香りは避難所でのストレス軽減になります。周りへの配慮も必要なのでスプレーやロールフレグランスなど用意しておくとよいでしょう。
マスク
感染予防や砂埃などを防ぐほか、メイクができない女性が顔を隠すのにも使えます。
防災グッズで本当に必要なもの ~乳児用
家族構成によって必要なものは変わってきますが、乳児がいる家庭では特に、災害時に手に入りづらい紙おむつやおしり拭きなど、衛生用品を忘れないで準備することが大切です。
衛生用品や赤ちゃんのものは、避難所に行ってもなかなか手に入らないといわれています。では、衛生用品の他に、どのようなものを準備すればよいのでしょうか。
防災リュックに入れておくべきアイテムを見ていきましょう。
紙おむつ、おしりふき、おむつ用ビニール袋
おむつなどの衛生用品は、救援物資としてもなかなか届きません。
最低でも1週間ほどのおむつを用意しておくと安心ですよ。
粉ミルク
缶タイプのものよりも、キューブタイプで個包装のものがおすすめです。
フタの開け閉めや、計る必要がないので簡単にミルクが作れます。
少なくても3日分を用意しておきましょう。
液体ミルク
近年、日本でも販売されている液体ミルクも、災害時にとても便利です。
混ぜたり温めたりする必要がなく、感から哺乳瓶に注いでそのまま飲めますよ。
哺乳瓶やマグ
哺乳瓶やマグは、割れる心配がないプラスチックのものを用意しましょう。
哺乳瓶を変えるとミルクを飲まなくなってしまう子もいるので、緊急時よりも前に一度使ってみるようにしましょう。
赤ちゃんが安心して飲める水
ミルクを作るときにも必要な、赤ちゃん用のペットボトルの水を用意しておきましょう。
3日分のミルクを作れる量は最低でも準備したいですね。
ベビーフード
離乳食が始まっている場合は、ベビーフードも必要です。
瓶詰やパウチなどそのまま食べられるものを用意しておきましょう。
普段から食べなれていると災害時も安心ですよ。
母子手帳、保険証コピー
避難生活の間に病気やけがをした時に必要になります。
防災リュックを用意するときには、必ず入れておきましょう。
赤ちゃんの主食でもあるミルクやベビーフードは、忘れずに準備しておきたいですね。
ベビー菓子
食べ慣れていて、賞味期限が長いものがおすすめです。
スプーン、紙皿、紙コップ
赤ちゃんが使いやすい小さいサイズのスプーンを用意しておきましょう。
使い捨てエプロン
洋服を頻繁に洗うのが難しくなるので、使い捨てのエプロンを用意しておくと便利ですよ。
ウエットティッシュ、清浄綿
避難所生活は、不衛生になりがちです。
口や手を拭いたりするウエットティッシュなどはなるべく多めに用意しておくのがおすすめ。
使い捨てカイロ
レトルトのベビーフードを温めることもできる使い捨てカイロは、冬以外の季節でもあると便利ですよ。
おもちゃ
避難所生活が続くと、赤ちゃんもストレスが溜まってしまいます。
赤ちゃんがお気に入りのおもちゃなどがあると、ストレスの緩和に役立ちます。
バスタオル、ガーゼハンカチ
おむつ替えの時に敷いたり、おくるみの代わりにも使えるバスタオルや、顔を拭いたりできるガーゼハンカチもあるといいですね。
防災リュックの準備をするときは、普段から使い慣れているものやお気に入りのものがあると、赤ちゃんもお母さんもストレスが緩和されますね。
まとめ
普段は母乳をあげている場合でも、災害にあい避難所生活をしていると、緊張や疲れで出なくなってしまうことも考えられます。母乳だからミルクを用意しないのではなく、念のためミルクを用意しておくといざというときに安心できますよ。
いつ起こるか分からない災害ですので、きちんと備えておきたいものです。家族構成や子どもの年齢によっても準備するものは変わってくるので、定期的な見直しも必要ですね。