親子で参加できるボランティアのおすすめは、施設への訪問・寄付・イベントへの参加です。いずれも地域や学校と密接に関わっていることが多く、募集件数も多いです。自分に合ったボランティア活動の選び方についてもご紹介します。
親子で参加できるボランティア活動の種類
夏休みなどの長期休暇を利用してボランティア活動にチャレンジしてみようと思ったことはありませんか?ボランティア活動を通して社会に貢献する活動を経験することは、子供の社会性や自主性を育むことに役立ちます。
しかし、自治体の案内やボランティア団体のサイトを検索してみるとあまりに募集件数が多く、どれにしようか迷ってしまった経験がある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
親子で参加できるボランティアのおすすめは、老人ホームなどの施設訪問・寄付・イベントへの参加です。それぞれの特徴をご紹介します。
施設訪問
福祉施設や障碍者施設、保育園を訪問して、いろんな人と交流します。話し相手になることもあれば、簡単なゲームや本の読み聞かせなどのレクリエーションを交えて行うこともあります。
遠方に住んでいるなどの理由で祖父母に頻繁に会えない場合は、老人ホームなどを訪問することで異世代との関わりをもつ良い機会です。
寄付
寄付には、赤い羽根共同募金などに代表される募金活動と不用品を収集して寄付する活動の2タイプがあります。
不用品は未使用のテレホンカードや使用済みの切手、ペットボトルのキャップやベルマークまで多岐にわたります。家族で協力してたくさん集めてみましょう。寄付したものの活用先を知れば社会に貢献していると実感することができて、さらに自主的に取り組むようになります。
イベントへの参加
地域で行われている清掃活動や夏祭り、運動会などのイベントのスタッフとして参加することも立派なボランティアです。近くに住む人と親しくなるチャンスも増えますし、みんなと協力して何かを成し遂げたという達成感を得ることにつながります。
親子で参加できるボランティア活動の選び方
まずは親子で楽しく参加できそうなボランティア活動に申し込んでみてください。ボランティアはあくまで自分の意志で社会への奉仕活動を行うことが目的です。社会に貢献できるからといって気が進まないものを無理やり選ぶ必要はありません。
その他のボランティア活動の代表的なものとしては災害ボランティアが挙げられますが、子供が小さいうちは特に危険を伴います。なるべく子供に負担がかからないものをチョイスした方が無難です。どうしても参加したいということであれば、市区町村の社会福祉協議会で取り扱っているボランティア保険に加入することをおすすめします。
もし子供が知らない人と話すことが苦手であれば不用品を集めることから始めればいいですし、小学校高学年以上になれば友達に誘われてボランティア活動に参加するということもあるでしょう。大切なことは自分で行動してボランティア活動の目的を達成し、精神的な充実感を得ることです。子供の意思を大切にし、無理のない範囲で活動を行うようにしましょう。
夏のボランティア活動とは
毎年各地のボランティアセンターでは夏休みを利用して子供たちがボランティアに参加できる通称「夏ボラ」が開催されています。期間は数日から1日だけのものが多く、初心者でも無理のない範囲で参加できます。中学生以上が対象のものが多いようですが、小学生のお子さんと一緒に親子で参加できるプログラムもあります。
受け入れ先は保育園などの児童施設や老人保健施設、障害者施設などの福祉施設また地域で活動しているボランティアグループへの参加など。活動内容も夏祭りやキャンプなどのイベントのお手伝いやゴミ拾いなどの環境保全活動などさまざまです。
7月上旬くらいから各地のボランティアセンターで募集が始まりますので気になった方はまずは問い合わせしてみてはいかがでしょうか?このとき事前説明会の日程やボランティア保険の加入の有無も併せて確認するとよいでしょう。
まとめ
親子で参加できるボランティア活動のおすすめは施設への訪問・寄付・イベントへの参加です。ボランティア活動というと災害ボランティアのイメージが強いかもしれませんが、無理に参加する必要はありません。自分にできることから始めて、少しずつ活動の幅を広げていきましょう。ボランティア活動によって得ることができる他人からの感謝の気持ちや達成感などの精神的な喜びは、子供の成長に大きく役立ちます。ぜひ親子で参加してみてください。