「せっかくレイドバトルに勝ったのに、また逃げられた……」
その悔しさ、痛いほど分かります。震える指でボールを投げ、祈るような気持ちで画面を見つめるも、無情にもボールから飛び出してくる伝説ポケモン。私もかつては、貴重なプレミアボールを乱投しては枕を濡らしていました。
しかし、断言します。伝説ポケモンの捕獲は「運」ではありません。正しい手順と確率の積み上げで攻略できる「ロジック」なのです。
この記事では、捕獲率の仕組みを解析し続けてきた私が、初心者でも12球あれば約85%の確率で捕獲できる技術「サークル固定法」を伝授します。焦りを捨て、ロジックという武器を手に、次のレイドへ向かいましょう。
なぜ逃げられる?伝説ポケモンの捕獲率「2%」の真実
まず、あなたが直面している「敵」の正体を知ることから始めましょう。「ボールを当ててもすぐ出てくる」と不安になるかもしれませんが、それは決してあなたの運が悪いからではありません。
実は、伝説ポケモンの基礎捕獲率(BCR)は、わずか「2%」しか設定されていません。 何も工夫せずに投げた場合、50回に1回しか捕まらない計算になります。つまり、出てくるのが当たり前なのです。
しかし、絶望する必要はありません。この基礎捕獲率2%は、アイテムや投げ方を組み合わせることで、劇的に引き上げることができます。
- きんのズリのみ: 2.5倍
- カーブボール: 1.7倍
- Greatスロー: 約1.5倍
- タイプメダル(プラチナ): 1.4倍
これらを全て掛け合わせると、1球あたりの捕獲率は約13%まで上昇します。 1球13%あれば、12球投げた時の累積捕獲率は80%を超えます。伝説ポケモンの捕獲とは、1球で決めるギャンブルではなく、「13%の試行を10回以上繰り返して、当たりを引く確率ゲーム」なのです。
初心者卒業!「サークル固定法」のやり方を4ステップで解説
確率を上げるための条件は分かりました。しかし、いくら理論上の確率が高くても、ボールを外してしまえば確率は「0%」です。そこで必須となる技術が、「サークル固定法」です。
サークル固定法とは、ポケモンの威嚇モーション(攻撃動作)を利用して、ターゲットリングの大きさを固定し、確実にボールを当てるテクニックのことです。この方法を使えば、ボールを弾かれるリスクをほぼゼロにできます。
手順は以下の4ステップです。
ステップ1:サークルの大きさをセットする
まず、ボールを長押ししてターゲットリングを表示させます。リングが「Great(顔の大きさくらい)」のサイズになった瞬間に、指を離します。これでサークルの大きさが固定(セット)されました。
注意: この後、投げる瞬間まで画面に触れてはいけません。触れるとサークルの大きさが変わってしまいます。
ステップ2:威嚇モーションを待つ
ここが最重要です。ポケモンが「威嚇モーション(手前に飛び出してくる動作)」をするまで、ひたすら待ちます。ジャンプや横移動ではなく、必ず「威嚇」を待ってください。
威嚇モーションは、サークル固定法における唯一の投球トリガー(合図)です。
ステップ3:威嚇の終わり際に投げる
ポケモンが威嚇動作を終え、元の位置に戻り始めた瞬間にボールを投げます。威嚇中はボールが無効化されますが、威嚇が終わる直前は無防備な状態になります。
ステップ4:着弾とサークル復活
タイミングよく投げられていれば、ボールがポケモンに当たる直前にターゲットリングが復活します。ステップ1で固定した大きさで判定されるため、確実にGreatスローになります。
Excellentは狙うな!「安定のGreat」が最強である理由
「動画で見るようなExcellentスローを出さないと捕まらないのでは?」
そう思い込んでいる方も多いですが、初心者の方にはExcellent狙いを強くおすすめしません。 むしろ、「安定したGreatスロー」こそが最強の戦略です。
なぜなら、Excellentスローはサークルが非常に小さく、少しでもズレると枠外(Niceやボーナスなし)になるリスクが高いからです。一方、Greatスローは枠が広く、サークル固定法を使えばほぼ100%当てることができます。
以下の比較表を見てください。無理にExcellentを狙って失敗するよりも、Greatを当て続ける方が、結果的に捕獲できる確率は高くなります。
Excellent狙い vs Great狙い 最終捕獲率シミュレーション
| 戦略 | 1球あたりの成功率 | リスク | 12球投げた時の累積捕獲率 |
|---|---|---|---|
| Excellent狙い | 約16% | 枠が狭く、外すと確率0%のリスク大 | 不安定(技術に依存) |
| Great狙い | 約13% | 枠が広く、ほぼ確実に当てられる | 約85%(安定して高い) |
| Nice / 枠外 | 約10%以下 | ボーナスが低く、逃げられる可能性大 | 約60%以下 |
ExcellentスローとGreatスローは、リスクとリターンの関係にあります。 プロ級の腕前がない限り、ハイリスクなExcellentよりも、ローリスク・ミドルリターンのGreatを積み重ねる方が、数学的に見ても賢い選択なのです。
よくある質問 (FAQ)
最後に、伝説ポケモンの捕獲に関してよくある疑問にお答えします。
Q: 色違いの伝説ポケモンが出ました! 逃げられますか?
A: おめでとうございます! 色違いの伝説ポケモンは、ボールを当てさえすれば100%捕獲できます。 捕獲率を上げる必要はないので、「きんのズリのみ」ではなく、アメが増える「パイルのみ」を使って投げてください。ただし、ボールを外すと捕まらないので、慎重に当てましょう。
Q: ボールが届かなかったり、左右に動いて投げにくい時は?
A: 無理に投げないでください。特にカイオーガのように左右に動くポケモンや、カミツルギのようにサークルが小さいポケモンは難敵です。ポケモンが画面の中央に戻ってくるまで待ちましょう。 また、動きを止める「ナナのみ」は捕獲率が上がらないため、レイドバトルでは使用を推奨しません。
まとめ:焦らず「固定」して、確率を味方につけよう
伝説ポケモンの捕獲は、運任せのギャンブルではありません。
- きんのズリのみとカーブボールを必ず使う。
- サークル固定法で、威嚇の終わり際を狙う。
- 無理なExcellentより、安定したGreatを12球当て続ける。
この3つを徹底すれば、捕獲率は約85%まで高まります。たとえ数回ボールから出てきても、「確率は収束する」と信じて、淡々と次の投球動作に入ってください。
次のレイドバトルでは、まずはボールを投げる前に深呼吸。そして、サークルの大きさをセットすることから始めてみてください。あなたのボックスに、憧れの伝説ポケモンが並ぶことを応援しています!
参考文献
- Catch Mechanics – Pokemon GO Wiki – GamePress
- 【ポケモンGO】サークル固定法のやり方とコツまとめ – GameWith
- ポケモンGO攻略 – ポケマピ – ポケマピ
