結論から言うと、歴代ポケモンの御三家で「総合的に最強」といえるのは、対戦環境・ストーリー攻略・汎用性の3つの観点で優れたポケモンです。
理由は、単に火力が高い・かわいい・人気といった単発の要素ではなく、多くの場面で活躍できるかどうかが“後悔しない御三家選び”の決め手になるためです。
この記事では、歴代御三家の総合最強ランキング、タイプ相性による強さの違い、世代別のおすすめ御三家、初心者や上級者向けの選び方まで徹底解説します。
結論:歴代ポケモン御三家で「最強」はどのポケモンか?
歴代御三家の総合評価TOP10は次のとおりです。
1位:ゲッコウガ
2位:ラグラージ
3位:エースバーン
4位:ゴリランダー
5位:ガオガエン
6位:バシャーモ
7位:フシギバナ
8位:リザードン
9位:ジャローダ
10位:ラウドボーン。
1位のゲッコウガは攻撃範囲の広さ、変幻自在の特性、素早さ・火力・対応力の高さが突出しており、ストーリーと対戦のどちらでも活躍できる希少な万能型です。一方で、ラグラージやエースバーンのような「扱いやすく安定感があるポケモン」も高評価を得ており、初心者でも選びやすい点がランキングの上位に影響しています。
そもそも「御三家」とは?タイプ構成と役割の基本
御三家の定義:草・炎・水の3匹から1匹を選ぶスタートポケモン
「御三家」とは、ポケモンシリーズの冒険開始時に博士から渡される3匹の候補のことで、草・炎・水のいずれか1匹を選ぶ形式が恒例になっています。この3タイプが採用される理由は、相性が三すくみになっており、初心者でもバトルの基本を学びやすいからです。そして、選んだ御三家は旅の最初のパートナーとして戦力の中心に成長していくため、どのポケモンを選ぶかが攻略難易度やゲーム体験に大きく影響します。つまり御三家は、単なる“初期ポケモン”ではなく「ゲームプレイの方向性を決める最初の重要な選択肢」と言えるのです。
各タイプ(草・炎・水)の強みと弱点のざっくり整理
3タイプにはそれぞれ強みと弱点があり、特に序盤のジム戦やボス戦との相性に直結します。草タイプは回復手段が多く耐久寄り、ただし弱点が多め。炎タイプは攻撃性能が高く序盤の野生ポケモンに刺さりやすいことが多い。水タイプは防御と技範囲のバランスがよく、どの作品でも安定した活躍ができるのが特徴です。どの御三家を選んでもクリアは可能ですが、得意な相手・苦手な相手がはっきりしているため、自分のプレイスタイルに合ったタイプを選ぶことで攻略がスムーズになります。この“相性”を理解して選べるかどうかが後悔を防ぐポイントです。
「最強御三家」を決めるうえで重要なポイント
御三家の強さは単に種族値や火力だけでは決まりません。広い技範囲を持つか、特性によって役割を変えられるか、テラスタル・メガ進化・Zワザ・ダイマックスなど歴代システムとの相性が良いか、ストーリーで詰みにくいか、そして対戦環境での評価が高いかなど、多角的な視点で見る必要があります。また、初心者が扱えるかどうかも重要で、強いのに「使いこなすのが難しい」ポケモンは評価が落ちやすい傾向にあります。つまり本記事の「総合最強」の評価基準とは“幅広い状況で活躍でき、誰が使っても強い御三家”ということです。
歴代御三家「総合最強」ランキングの評価軸
評価軸①:種族値・タイプ・特性・技範囲
御三家の総合力を測るうえで、まず最も重要になるのが「基本性能」です。種族値バランスが整っているか、タイプ相性が優秀か、専用技や広い攻撃範囲を持っているかがポイントとなります。特に現代のポケモン環境では特性の重要度が高く、役割を変えられる適応力を持つ御三家は評価が大きく上がります。例としてゲッコウガの「変幻自在」、エースバーンの「リベロ」、ガオガエンの「いかく」などは、単に火力を出すだけでなく高い戦術性を生み出す要素になっており、総合力の評価を大きく押し上げています。
評価軸②:対戦環境での実績(シングル・ダブル・ランクマなど)
御三家の“最強”を語るうえで外せないのが、実際の対戦環境でどれほど活躍してきたかです。ランクマ・シングル・ダブルのすべてで結果を残している御三家は、持ち前の性能が長期的に通用している証拠でもあります。ゲッコウガやエースバーンのように「使用率ランキング上位常連」の御三家、ガオガエンのようにダブルでトップメタとして活躍し続けた御三家は、環境の変化に対応できる柔軟性が高く、“強い時期が一瞬”のキャラではないことが特徴です。競技シーンでの評価は、総合力の信頼性を裏付ける要素として非常に強い指標となります。
評価軸③:ストーリー攻略での使いやすさ・詰みにくさ
総合最強の評価では、対戦性能だけでなく「ストーリーの攻略しやすさ」も非常に重要です。序盤から終盤まで弱点を突きやすく、広い技範囲を持ち、自己強化・回復・状態異常対策などを無理なく覚えられる御三家は、初心者でも扱いやすく高評価となります。たとえばラグラージやフシギバナのように耐久と技範囲のバランスが良い御三家は、ストーリーで高い安定感を誇ります。また、レベルアップだけで強い技を習得できる御三家も評価が上がりやすく、「攻略が詰みにくい」=総合力が高いという判断につながります。
世代別:御三家最強は誰?(赤緑〜最新作まで)
第1〜2世代:フシギバナ・カメックス・オーダイルなどの評価
初代・金銀では、タイプ相性と攻略ルートの都合から「フシギバナ」が総合的に高評価です。眠り粉+やどりぎのタネで立ち回れる安定感はストーリーと対戦の両方で強力で、環境の変化にも左右されにくい性能を持ちます。カメックスはバランスの良さで扱いやすく、安定攻略を求めるプレイヤーに向いています。オーダイルは火力と技範囲の広さでストーリー攻略に特化した強さを発揮し、初心者から上級者まで幅広く支持されています。この世代では「万能型のフシギバナ」「扱いやすいカメックス」「パワー型のオーダイル」と役割が綺麗に分かれており、プレイスタイルに合わせた選択がしやすい点が特徴です。
第3〜5世代:バシャーモ・ラグラージ・ゴウカザル・ジャローダの台頭
第3〜5世代では、環境トップ経験のある御三家が多く、歴代でも屈指の激戦区です。最も影響力が大きかったのは「加速バシャーモ」で、特性と火力の両立により対戦環境で圧倒的な存在感を放ちました。一方でラグラージは、水・地面の優秀な耐性と技範囲によりストーリー攻略でも対戦でも隙がなく、初心者に最もおすすめしやすい万能型です。第4世代のゴウカザルは、高火力・高素早さ・物理特殊どちらも対応できる攻撃範囲の広さにより、環境トップとして長く活躍しました。また、ジャローダは隠れ特性「天邪鬼」リーフストームによる圧倒的制圧力により対戦で一気に評価を伸ばし、「使いこなせると最強格」という独自ポジションを確立しました。
第6〜7世代:ゲッコウガ・ガオガエンなどメガ・Zワザ環境の主役
第6〜7世代は「御三家が環境の中心に立った時期」といえるほど強力なポケモンが揃っています。特にゲッコウガは「変幻自在」によるタイプ変化で攻撃範囲・等倍火力・抜き性能すべてが高水準で、シングル・ダブルどちらでも圧倒的に強く歴代最高クラスの総合力を持ちます。ガオガエンはダブルバトルでトップメタとして君臨し、威嚇・とんぼ帰り・猫だまし・サポート全般を高レベルでこなせる唯一無二の強さが評価の決め手です。ストーリー攻略でもどちらも扱いやすく、まさに“汎用性がそのまま強さに繋がっている御三家”として定着した世代です。
第8世代:エースバーン・ゴリランダー・インテレオンのダイマックス環境
第8世代では「リベロ」エースバーンと「グラスメーカー」ゴリランダーが環境二大巨頭として活躍しました。エースバーンは高火力・高素早さ・広い技範囲・型の多さが揃った万能アタッカーで、まさに“誰が使っても強い御三家”の代表格。一方ゴリランダーは専用技グラススライダーによる先制火力が脅威で、火力・サポート・耐久の全てを高いレベルで両立。対戦実績で見れば歴代でもトップレベルの御三家です。インテレオンは単体性能よりもロマン型の火力が注目されるタイプで、プレイヤーの好みで選びやすいキャラ性が魅力となっています。
第9世代以降:マスカーニャ・ラウドボーン・ウェーニバルと最新作の評価
第9世代では三者三様の役割が確立されており、バランスの良い世代といえます。マスカーニャは特性と高火力の専用技により、先制性能と削り性能の両立で高く評価。ラウドボーンは耐久と回復能力、自己強化による詰ませ性能が対戦で高い評価を獲得しています。ウェーニバルは“使いこなせると強い”テクニカルアタッカーで、玄人向けの魅力を持ちます。最新世代においては“どれが最強か”は環境次第で変わる部分もありますが、総合評価では安定感のあるラウドボーン、汎用型のマスカーニャの2強が現状優勢といえる構図です。
対戦目線で見る「御三家最強」:ランクマ・レイド・ダブルバトル
シングルバトルで強い御三家:アタッカー・受け・サポート役
シングルバトルでは「役割の明確さ」と「型の豊富さ」が最強御三家の重要ポイントになります。ゲッコウガは変幻自在で相手の弱点を突き続ける“高速アタッカー”として圧倒的評価、エースバーンもリベロによる攻撃範囲の広さと読み合い性能でトップクラスの万能アタッカーです。ガオガエンは受け・クッション・サポートの全てを高レベルでこなせるため「型を見抜かれにくい強さ」を持ち、ラウドボーンは詰ませ性能の高さから耐久型の勝ち筋を作りやすい点で評価されています。結論として、シングルでの強さは「攻撃・サポート双方の幅」が最強の決め手となります。
ダブルバトルで評価される御三家:いかく・サポート性能・相性補完
ダブルバトルは火力だけでは勝てず「味方を活かす強さ」も必要です。その観点から歴代で最も高い評価を受けたのはガオガエンで、特性“いかく”・とんぼ返り・ねこだましを同時にこなし、相手への妨害と味方の展開サポートの両方を担える唯一無二の性能を持ちます。ゴリランダーも“グラスメーカー”と“グラススライダー”で火力・サポート・フィールド展開をまとめてこなせるためダブル適性が非常に高い御三家です。加えて、ラグラージ・フシギバナ・エースバーンは並びの相性補完や役割が明確で、高レベル帯でも起用され続けた“時代に左右されにくい強さ”を持つ御三家といえます。
レイドバトル・テラレイドで活躍する御三家
レイドバトルでは「自己強化と回復を両立できるか」「テラスタルとの相性が良いか」が勝率を左右します。ラウドボーンは依存度の低い詰ませ性能、自己再生+高耐久+火力の維持が揃っており安定度がトップクラス。ラグラージは高耐久と補助技の組み合わせでレイド向きで、攻撃寄りでもサポート寄りでも活躍できます。エースバーンは火力特化のアタッカー型で活躍するほか、ゴリランダーはグラスフィールド展開で全体の生存率を高められるため支持が厚いカテゴリです。“レイドに強い=単体性能が高い”という傾向も見られ、総合評価の高さに直結します。
「育成すれば今でも戦える」過去世代の掘り出し物御三家
環境トップには入らないものの「育成次第で大会・ランクマでも充分活躍できる御三家」も存在します。フシギバナは晴れ構築・ねむり戦術との相性が良く、天候操作次第で再評価。カメックスはカメックス(キョダイ)環境のときの爆発力が印象的ですが、今でも耐久+積みの軸として活躍の余地があります。オーダイルやジュナイパーなど“ハマると強い”御三家も多く、型・構築・相性補完を理解することで十分活躍可能です。つまり「環境上位ではない=弱い」ではなく、プレイスタイルと構築次第で強さは大きく変わる余地を持つのも御三家の魅力と言えます。
ストーリー攻略で強い御三家:初心者が選んで後悔しない1匹
序盤〜終盤まで一貫して活躍しやすい御三家の条件
ストーリー攻略で強い御三家に共通しているのは「詰みにくいこと」です。単純な火力の高さよりも、弱点の少なさ・技範囲の広さ・積み技や回復技の有無が攻略の安定感につながります。また、レベルアップで強い技を自然に覚えられるかどうかも見逃せないポイントで、技マシン依存が重いポケモンは初心者ほど扱いづらさにつながります。さらに、道中のジムやボス戦と相性が良いタイプや技を持っているほど評価は上がり、弱点を突けるかどうかが攻略速度を左右します。「強さを押し付けられるか」「安定して行動できるか」のバランスが、ストーリーの“後悔しない御三家”の決め手になります。
ジムやボス戦との相性が良い御三家の特徴
ストーリー中のジムやボスは、対策が取れていないと手詰まりになるケースが多いため、対応できる相手の幅がそのまま難易度に直結します。たとえば、水・地面の複合タイプを持つラグラージは弱点が草のみで詰みにくく、多くのジムで有利を取りやすい典型例です。フシギバナやゴリランダーなど回復手段を確保しやすい御三家は持久戦に強く、初心者が苦手としやすい長期戦でも安定します。また、エースバーンやゲッコウガのように先制力と突破力を併せ持つ御三家は、苦手なタイプでも強引に戦局を変えられる力があり“困った時に戦力になる万能型”として評価が高くなります。
レベル上げのしやすさ・技マシンとの相性で見るおすすめ御三家
レベリング効率や技マシンの相性も、実際のプレイ体感に大きく影響します。例えば、エースバーンやゲッコウガはレベルアップで習得する技の質が高く、育成しながら自然と強くなる点が魅力です。ラグラージやフシギバナは汎用技マシンの採用候補が多く、技の入れ替えだけで一気に立ち回りを変えられる柔軟性を持っています。さらに、最新世代のラウドボーンは自己再生+強化技のループにより“レベル差を覆せる強さ”で初心者にも使いやすいポケモンです。つまり“努力が必要なく自然と強い”御三家は、ストーリー攻略の最強候補になりやすい傾向があります。
「初めてその世代を遊ぶ人」に最もおすすめな御三家まとめ
総合的な評価を踏まえると、ストーリー攻略で初心者が選んで後悔しない御三家は、ラグラージ・ラウドボーン・ゲッコウガの3匹です。ラグラージは弱点が少なく安定感が抜群、ラウドボーンは耐久と自己強化の両立で攻略がスムーズ、ゲッコウガは火力・速度・技範囲のバランスに優れテンポ良く進められます。どの作品でも「苦手な相手を自力で突破できる力」を持っており、強い戦力を押し付けられる点が最大の魅力です。見た目や好みで選んでも問題ありませんが、確実に後悔しない選択をしたいなら、この3匹はいずれのタイトルでも安心しておすすめできます。
タイプ別に見る「最強御三家」:草・炎・水それぞれの1位
草タイプ最強:ゴリランダー(圧倒的制圧力とサイクル破壊性能)
草タイプ最強の御三家はゴリランダーです。専用特性「グラスメイカー」で毎ターン回復+地面技弱体化のフィールドを展開でき、さらに専用技「グラススライダー」の先制高威力攻撃が凶悪。素早さが劣っていても先手を取りながら相手を倒し切れるのが最大の強みです。ストーリー攻略では安定した制圧力、対戦では受けポケモンを破壊できる突破性能が高く評価されており、“草タイプは火力不足”というイメージを覆した御三家と言えます。耐久力も十分で、少ない弱点で完結できる扱いやすさも初心者から上級者まで幅広く支持されています。
炎タイプ最強:エースバーン(万能アタッカー&環境トップ常連)
炎タイプ最強は間違いなくエースバーンです。最大の理由は隠れ特性「リベロ」によるタイプ変化で、攻撃技を打つたびタイプ一致補正が乗るため“すべての技が実質弱点”レベルの火力を叩き出せます。加えて素早さ・攻撃・耐久の全バランスが高く、ほぼすべての相手に後出しからでも無理やり試合展開を変える力を持っています。炎タイプは環境で不利になりやすい時期が周期的に訪れますが、エースバーンだけは常に上位を維持しており“型の豊富さ=対応範囲の広さ”が環境適応力の高さを証明しています。ストーリー・レイド・対戦のどこでも腐らない超万能エースです。
水タイプ最強:ゲッコウガ(高速アタッカーで総合性能トップクラス)
水タイプ最強はゲッコウガ。最大の魅力は高い素早さと多彩な技範囲で、ほぼすべてのポケモンに先手を取って倒しきれることです。さらに隠れ特性「変幻自在」によってどの攻撃技もタイプ一致となり、火力不足にならないため試合を通して安定して強い立ち回りができます。ストーリー攻略ではテンポ良く相手を倒して進行速度を上げることができ、対戦では対面処理・抜き性能・詰め性能すべてで高水準のオールラウンダーとして活躍します。水御三家は層が厚いですが、“どの環境でも腐らない”“扱いやすいのに強い”という点でゲッコウガが頭一つ抜けています。
作品別の「最強御三家」まとめ:初代〜スカーレット・バイオレットまで
赤・緑・青・ピカチュウ(第1世代):フシギバナ
初代では最強御三家はフシギバナです。眠り粉+やどりぎのタネの継続ダメージと回復による盤面制圧力が高く、弱点が突かれにくいことからストーリー攻略も非常に安定します。また、対戦でも状態異常と耐久戦術を両立でき、後半になっても腐りにくい性能を持っています。見た目や人気で選ばれることの多いリザードン・カメックスと比較しても、総合的な“詰みにくさ”が最も優秀で、初代で後悔しない御三家を選ぶならフシギバナが筆頭候補です。
金・銀・クリスタル(第2世代):オーダイル
第2世代ではオーダイルが最強です。高火力と技範囲の広さを兼ね備え、序盤から終盤まで安定して殴り勝てる性能が光ります。特に物理メインの水アタッカーとしての完成度が高く、ストーリー攻略で“テンポ良く進めたい人”に最適な御三家です。バランス型のメガニウム・バクフーンも悪くありませんが、難所での突破力を重視するならオーダイルが最も扱いやすく後悔しにくい選択肢といえます。
ルビー・サファイア・エメラルド(第3世代):ラグラージ
第3世代の最強御三家はラグラージ。弱点が草のみというタイプ相性の優秀さにより、ジム戦・四天王・ラスボスすべてに安定して戦えるのが最大の特徴です。耐久型・アタッカー型・サポート型のどれにも寄せられる高い柔軟性を持ち、“初心者に最もおすすめしやすい御三家”といえる存在です。とりあえず困ったらラグラージを出せばなんとかなる、そんな扱いやすさが評価を押し上げています。
ダイヤモンド・パール(第4世代):ゴウカザル
第4世代ではゴウカザルが最強です。高火力・高素早さ・広い技範囲・物理特殊どちらも対応できる柔軟性を持ち、ストーリーの高速攻略に向くポケモンです。ジム戦や四天王に対しても役割対象が多く、苦手を自力で突破しやすいため“詰みにくさ”が非常に優秀です。“使えば使うほど強さを実感する御三家”としてプレイヤーからの支持が厚いポケモンです。
ブラック・ホワイト(第5世代):ジャローダ
第5世代の最強御三家はジャローダ。攻撃性能・防御性能だけでなく、素早さの高さと補助技の豊富さで試合展開を有利に進められる点が強みです。隠れ特性「天邪鬼」リーフストームによる自己強化性能が非常に高く、ストーリーでも対戦でも“エンジンがかかると止まらない”強さを発揮します。操作難易度はやや高めですが、決して玄人向けだけではなく、慣れれば“押し付けられる強さ”を体感できる御三家です。
ブラック2・ホワイト2(第5世代リマスターポジション):再評価の時期
BW2では環境の変化により、ジャローダ・エンブオー・ダイケンキの評価差が縮まり、どれを選んでも十分攻略が可能なバランス設計になっています。その中でも安定感と突破力を両立したジャローダが一歩リードという構図は変わりません。
XY(第6世代):ゲッコウガ
第6世代の最強御三家はゲッコウガ。素早さと火力を両立し、相性不利を押し付けられても突破できる力が高く評価されています。対戦でも環境トップとして活躍し続けたポケモンで“最強御三家”の象徴といえる存在です。
サン・ムーン(第7世代):ガオガエン
第7世代の最強御三家はガオガエン。ダブルバトルでトップメタを維持し続けた唯一無二の御三家で、威嚇+サポート性能の高さから“味方を活かして勝つ強さ”が評価されています。ストーリーでも扱いやすく万能型です。
ソード・シールド(第8世代):エースバーン
第8世代の最強御三家はエースバーン。リベロの性能が圧倒的で、テンポの速い攻略と対戦性能の両立により総合評価が最高クラスです。
スカーレット・バイオレット(第9世代):ラウドボーン(次点:マスカーニャ)
第9世代では総合評価1位ラウドボーン、次点でマスカーニャが続く形です。ラウドボーンは耐久と詰ませ性能が圧倒的で、初心者にとって最も扱いやすい御三家。マスカーニャは汎用性の高いアタッカーとして優秀で、すべての戦闘でテンポ良く勝ち進められます。
プレイスタイル別:あなたに合う「最強御三家」の選び方
①ストーリー攻略をとにかくラクに進めたい人
圧倒的におすすめなのは「耐久が高く、弱点が少なく、回復・積み技が使える御三家」です。具体的にはラグラージ(第3世代)・ラウドボーン(第9世代)が筆頭候補で、「相性不利で止まりにくい=詰まない」ことが最大のメリット。レベル差があまりなくても突破できるため、寄り道や育成を最小限にしてストーリーをテンポ良く進められます。攻略効率を最優先にしたい人や、久しぶりにポケモンをプレイする人に向いた選び方です。
②対戦・レイド・エンドコンテンツも見据えて育てたい人
「伸びしろの大きさ」と「最終的な活躍範囲」を重視するなら、ゲッコウガ(第6世代)・エースバーン(第8世代)・マスカーニャ(第9世代)が候補に入ります。いずれも高火力かつ素早さが高く、シングルでもダブルでも採用圏内に入ることの多い万能アタッカー。特にゲッコウガは御三家トップクラスの実績を誇り、「最強御三家」の象徴ともいえる存在です。長く遊べるポケモンを選びたい人に適しています。
③ロマン火力・爽快感のあるバトルを楽しみたい人
「強い技を叩き込んでスカッと勝ちたい」タイプの人には、ゴウカザル(第4世代)・バクフーン(第2世代)・エンブオー(第5世代)などの高火力アタッカーがおすすめです。テクニックよりも「倒す喜び」を優先でき、難所での逆転勝利や“ワンパン”の快感を存分に味わえます。多少の不利をものともしないパワー型なので、ストーリー攻略でもテンポが良く、戦う楽しさをダイレクトに感じられる選択肢です。
④サポート・戦略・状態異常など“戦術の幅”を楽しみたい人
プレイングの工夫で勝つ楽しさを味わいたいなら、フシギバナ(第1世代)・ジャローダ(第5世代)・ガオガエン(第7世代)がおすすめです。眠り・回復・威嚇・積み技など「盤面を支配する動き」が得意で、戦況をコントロールしながら敵を詰ませていくバトルが実現できます。扱いには多少の慣れが必要ですが、使いこなせたときのリターンが非常に大きく、プレイの深みと充実感を感じられるタイプです。
⑤初心者・子ども・久しぶりの復帰勢
総合的な扱いやすさを重視する場合は、ラグラージ(第3世代)・ラウドボーン(第9世代)が最適解です。弱点が突かれにくい=負けにくく、倒されにくい=努力が無駄になりにくいという設計で、“選んでよかった”という満足感を得やすい御三家です。技構成の難易度も高くなく、レベル上げをすればちゃんと強いので「気楽に楽しみたい人」にとって最も後悔しない選び方といえます。
ユーザーが選んだ「最強御三家」トップ5
第1位:ゲッコウガ(第6世代)
圧倒的な1位はゲッコウガ。理由として最も多かったのは「変幻自在による圧倒的な対応力」でした。攻撃する技によってタイプが変化するため不利対面がほとんどなく、火力・素早さ・技範囲すべてがハイレベル。ストーリーでも対戦でも活躍できる万能型で、「総合力で見て最強」との声が非常に多い結果に。御三家の象徴ともいえる人気と実力でトップの座を獲得しました。
第2位:エースバーン(第8世代)
第2位はエースバーン。「リベロ」による高火力+抜群の通し性能に加え、「とびひざげり」「かえんボール」など高威力の技の選択肢が豊富で、物理アタッカーとして完成度が高いことが評価の決め手に。環境が変わっても強い“メタ外れしにくさ”が支持され、中級者〜上級者からの票が多い傾向でした。瞬発力と試合決定力の高さは今なおトップクラスです。
第3位:ガオガエン(第7世代)
第3位はガオガエン。シングルよりもダブルの票が大きく影響し、「ダブル最強御三家」としてのブランドが強い結果となりました。特性「いかく」による物理弱体化、豊富なサポート技、優秀な耐久から繰り返し盤面に出せる性能が高く評価されています。アタッカーより“盤面支配型の最強”として安定の人気で、戦術派トレーナーからの支持が非常に厚い御三家です。
第4位:ラグラージ(第3世代)
第4位はラグラージ。突出した爆発力こそないものの、弱点の少なさ・耐久・技範囲・積み技のすべてが優秀で、「安定して使える最強御三家」として高評価でした。ストーリーでの“詰みにくさ”が評価理由の大半を占め、初心者・復帰勢・ライト勢からの票が目立ちました。尖った強さではなく、どのコンテンツでも腐りにくい汎用性でランクインしています。
第5位:ラウドボーン(第9世代)
第5位はラウドボーン。非常に高い耐久と自己再生、さらに専用技「フレアソング」による特攻アップが強力で、時間をかけて戦うロングゲームで圧倒的な存在感を発揮。「安定性の化身」「初見殺しに強い」という声が多く、ストーリー評価に支えられてランクインしました。防御性能とリターンが両立しているため、初心者でも扱いやすく後悔しにくい御三家として人気を集めています。
結論:最強御三家は目的によって変わる
「最強の御三家は誰か?」という疑問に対し、ひとつの正解はありません。なぜなら、求めるものが“火力・安定感・対戦環境・ストーリー攻略・爽快感”など人によって異なるからです。もし汎用性と総合力で選ぶならゲッコウガとエースバーンが二大トップ。一方「詰みにくさ」「初心者でも扱いやすさ」を重視するならラグラージとラウドボーンが最適です。さらに戦術性を楽しみたいならガオガエン、ロマン火力を求めるならゴウカザルといった具合に“プレイスタイルで最強が変わる”のが本質です。迷ったときは「どんな遊び方をしたいか」を基準に選べば、最も満足できる御三家に出会えます。
